シニア世代の、きちんと行うリノベーション


■ 構造の不安を少しでも解消できるようにします

間取りの変更がある場合、解体工事が始まって予想外のことが起きることがあります。

例えば見えなかった土台や柱の腐れ、基礎の割れ、断熱材の劣化、シロアリ被害など、思ってもみないことが出てくるときがあります。でもご安心ください。

そのような場合でも、予算に応じた解決法をご提案いたします。ただし構造的な問題がある場合、構造設計者の判断を仰ぐことになります。その判断を尊重してください。

今回のリノベーションでは、解体後玄関ドア横の柱がかなり腐っていました。また、間取りの変更があったため、梁の補強のほか、制震効果が期待できる制震金物を取り付けています。

ご入居2年4か月後のオーナー様のお話
「小さな地震がほんとに多くなってきたけれど、以前に比べ揺れない」

日本列島は間違いなく地震活動期に入りました。リノベーションの機会に、安心も合わせて獲得されることをお勧めします。

 


■ 断熱と防腐・防虫に注意します

浴室の位置を変える、あるいは在来浴室をユニットバスに変更するリフォームはよく行われます。

既存の浴室周りは水漏れ、シロアリ被害など入念にチェックします。被害がない場合でも防虫、防腐処理は入念に行います。

また断熱材は劣化していたり、垂れ下がっている場合が多く見受けられますので、取り替えます。

 


■ 輻射熱で温まる、温水循環方式床暖房設備を取り入れる

高齢になればなるほど、足元の寒さは辛いものです。

足元の底冷えを解消するための方法として、温水床暖房が効果的です。
燃焼系暖房機と違い室内の空気が汚れる心配がなく、エアコンのように風が吹き出すこともありません。

ただし空気が乾燥しがちですので、「緑」 を取り入れる必要があります。
熱源はガス、灯油、電気の中から選択できます。

 


■ 珪藻土できれいな空気と共存

においの吸着や湿気の放出など、優れた効果を発揮する珪藻土。
リフォームではぜひ取り入れたい材料の一つです。

今回のリノベーションでは1階の間取りをほぼすべて変更していますが、壁、天井とも、仕上げに珪藻土を採用しました。

ご覧の洗面・脱衣室では湿気を吸着する効果はもちろんのこと、他にもウェーブの曲線を職人さんが丁寧に仕上げてくれました。

洗面化粧台は既製品ではなく、ご希望に合わせフリーデザインしました。
モザイクタイルの青は 「海」、袖壁のウェーブは 「波」 の表現です。

 


■ 世界でただ一つのオーダーキッチン

シンク一体型のカウンター、デュポンコーリアンを煉瓦に載せただけのシンプルスタイル。

コンロ部分は下げて使いやすく、シンク下はオープンにして車椅子にも対応しています。

カウンターだけでなく、水栓金具、コンロなど好きなアイテムを採用。自分だけの空間、そして時間。

バックキャビネットも造作家具で制作。キャビネット裏側の壁を構造的に外せなかったため、通常(約45センチ) より短い奥行(約33センチ) で作りました。
キャスターを付けましたので、このキャビネットは自由に移動できます。

リノベーションでは 「臨機応変」 を、上手に取り入れたいものです。

「用、強、美」 使いやすく、構造的に安心で、美しい、を考えて設計していきますョ。