蔵のある家

前作(四層住宅)に続いて、道路との高低差を素直にプランニングに取り入れた5層住宅である。

 

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 最上階 : ロフト 4.96  1.50 
 2 階 : MBR+3BR+バルコニー 75.13  22.73 
 中2階 : 蔵 12.92  3.91 
 1 階 : LDK+和室+水廻り 55.13  16.68 
 地 階 : 2CAR GARAGE 23.32  7.05 
 TOTAL(施工床面積) 171.46  51.87 

 

敷地は間口約13m、奥行約12mで北道路に面している。敷地面積は157.08u。法定建ぺい率50%であるため、普通に2階建住宅を計画すると、総2階で、157u(47.5坪)がMAXとなるが、断面を5層にすることで、有効施工面積171.46u(51.87坪)を確保している。容積率は150%であるため、3階建も可能であったが、コスト、近隣状況などからビルトインカーポートスタイルの2階建てとした。
東、南、西側は隣家に囲まれているため、光の取り入れ方に工夫を凝らした他、室内素材はムクのフローリング(全室)、珪藻土、オスモカラーなど自然素材でまとめている。遮熱ペアガラス、温水式床暖房も採用している。

 

道路から向かって右側のエントランスウェーブウォールは、フランス産漆喰壁の「アルケットショー」でコテ仕上げされている。一方左側は、輸入クラッシュタイルでカタルーニャの雰囲気を表現している。道路に面する同一ライン上に大航海時代の強国2国が(フランスはやや出遅れるが)、地中海の荒波の中に現れる。まさに”地中海対決”というわけだ。構造も右は木造(206スタッド)、左はRC造として、中身も対決している。フランスをやわらかい木造としたのは、口当りのよいボルドーワインから、固いカタルーニャはバルセロナ近郊の聖地モンセラが意味付けとして参照されている。

 

 

 


(2006年8月竣工  設計期間1年)
延床面積 141.99u
DESIGN:FUMIHIKO KOZAKAI & ASSOCIATES