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奥様がピアノの先生をしているオーナーの住居である。ピアノ室、MBR、浴室を1階に、メインのLDKと洋室を2階に計画している。
最も注意を払う開口部の防音については、気密性サッシ(ペアガラス)を30cmの間隔をあけ、2重に設け、東側採光はアルミ枠特注のガラスブロックとした。入口扉はS防音ドア(大建工業)を採用、床、壁、天井の防音材は、メーカー(大建工業)のいうところのS防音で統一している(S防音、A防音、B防音のうち吸音性能、遮音性能の最も高いものがS防音である)。数字ではそれらの性能は充分クリアしているが、特に排気孔からの音もれが心配であったため、排気孔を外部に面さず、隣接するWCに一度送り込んでから、外部に出す方法をとった。これが巧をなし、排気孔に面するお隣さんには万全の防音となった。あとは道路側であるが、その面には一切開口部を設けていないので問題ない。
「かなりの音を出した時だけ、ガラスブロックからほんのチョットだけ、それもほんのかすかに音がもれる程度」と奥様がお話されていてこちらもホッとしている。
大建工業の防音下地は過去に採用例があるため、設計・施工時の注意マニュアルに従い、かなり慎重に施工したことが、よい結果につながったことと思う。 |