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敷地は南北両面道路に面しており、南側の道路は東武線をまたぐ歩道付き高架陸橋になっており、そこを通る人たちから、視界をうまくさえぎることができるようなプランが当初の要望のひとつであった。上の初期計画案では、フラットな壁を立ち上げ、単純に「のぞかれる感じ」を解決しようとした案で、庭はむしろ、室内から眺める中庭としての機能を果たす。
プライバシーはある程度守られるものの、閉塞感はぬぐいきれない。ただ浴室からのバスコート(中庭)はダイニングルームにも面し、南北両面採光の変形ダイニングルームとしたため、閉塞的ではあるが、明るさは充分確保できる為、この案も捨てがたかった。
この案を捨てた理由として、角ばったデザインを嫌うオーナーの希望に加え、フラットな壁を立上げ、視界をさえぎる手法から波のようなデザインで目をくらます手法に方向転換を意図しようとしたことによる。
もちろん「波」のすき間からは、チョットだけ見られてしまうが、ほんのチョットだけである。
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