このまま手を施さなければ、ただの空き家住宅から廃墟へとなってしまうであろうと思われる住宅の再生事業です。
全国に増え続ける空き家問題解決の糸口になるべく、計画が進められました。
建物の傾きによる外壁材の欠落や雨漏れ、給配水管などの設備工事の不具合、防水層の亀裂に伴うバルコニーからの漏水、漏水による材木の腐食や漏電など解決すべき問題は多々ありました。
コスト把握も大切です。
空き家住宅再生の場合、工事に入ってから起こりうる問題を事前にコスト把握することがポイントになります。当初2,500万は軽く超えるであろうと予想されたコストを、1,800万以下に抑えたことも我々のプロジェクトに対する評価の一項目です。
解体撤去後同等 (鉄骨造2階建て約70坪) の建物を新築した場合のコスト : 約5,500万
今回のように諸費用入れて新築の1/3以下に抑えることができれば、空き家再生事業は広く展開されていくものと思われます。
「工期は新築とほぼ同じ、コストは1/3」 が一つの目安です。
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