築23年の家のリモデル 

 

2004年9月完成  設計期間5ヶ月

築23年の住み慣れた家をあと23年もたせるために行なったリモデルの一室。

写真は、ダイニングルーム。

あえて建替える事はせず、構造補強、湿気対策、床暖房システム、防音・遮熱ガラス、二重屋根通気工法などの採用により、技術的な面はクリアすることとした。キッチンは、まだ充分使用できるため、あえて取替えはせず、コスト配分を、耐久、 耐震とくつろぎの場であるダイニングルームに重点をおいた。

トイレ、洗面の壁には北海道産のホタテパウダーを専門の左官職人に塗ってもらい、他の居室は珪藻土塗りとした。建替えとリモデルの場合のコスト差は、約2000万円であった。
 

 

スターター住宅は中古住宅から

 

中古住宅を購入して、リモデルするのもひとつの方法。特に若い方にはおすすめです。米国では中古住宅取引戸数は新築住宅の約3.2倍、フランスでは3.5倍を超えています。逆に日本では、新築が中古の7倍を超えています。

全部が新しくなくとも、こだわりの空間だけ徹底してリモデルして、希望どおりの空間に仕立て上げるのもひとつの工夫だと思います。

 

      
 

DESIGN:FUMIHIKO KOZAKAI & ASSOCIATES