ベルエアの工事中現場

 


レーガン元大統領も住んでいるロス近郊の高級住宅地、ベルエアの工事中現場である。

1階床根太の施工

床根太は212のTJI、土台は206の平使いで、土台とコンクリートの間には、防湿フィルムはない。コンクリートも一部かけている。
根太がずれているところは、金物で補強してあるが、寸法は総じてアバウトである。

屋根の施工

屋根材は天然スレート。日本では、あまり産出されず高価なため、一般の住宅ではあまり使用されない。
一枚一枚微妙に寸法が違うため、施工も難しい。ただし、下地のルーフィングは、日本のルーフィングより厚い。
換気用のドーマの雨押えの水返しは、これで大丈夫かなー。

外観

やはり大きい。90坪位はありそうだ。
外壁は吹付け仕上のため、ルーフィング下地の上、ラスを貼っている。ラスの重ねしろは十分とっているが、ラスそのものが荒い。
民族の違い、住宅に対する考え方の違いもあるが、アーキヴィジョンの品質の方が、一枚も二枚も上であることは間違いない。

(撮影 小堺 文彦)