針替 崇の挑戦 2004

 


アーキヴィジョン オフィスにて


3つ、4つと製作していくうちに、模型づくりの楽しさを感じるようになりました。所長のラフスケッチからディテールの模型にいきなり入る場合もあれば、実施設計がまとまったあたりで、形態の最終確認を行なうために製作する場合など、いろいろです。
学生時代に作った模型よりかなりリアリズムを帯びています。(実際に建てるわけですから当然なのですが)
夜、部屋を暗くして、開口部にランプをあて、光がどのように入り、内部空間にどのように影響を与えるか、かなり慎重にチェックします。その結果、開口部をずらしたり増やしたり、かなりの設計変更が行なわれる場合もあります。最近、外部、内部を問わず、ガラスブロックを採用する場合が増えてきましたが、その色の選択にも注意を払います。カラーパラフィンに光をあて、色の効果を確認します。順序の並び替え、デザインの変更、ガラスブロックの大きさの変更など、こまかく決定していきます。

僕は今年結婚しました。卒業してから数ヶ月悶々としていた時期もありましたが、楽しみを見つけられて今はとても充実しています。
先日、越谷のH邸の竣工検査に同席しました。先輩の土井さんの製作した模型どおりに建築が出来上がっているのを見て感激しました。
しばらくは、模型づくりに専念しようと思っています。

 

M邸(谷和原村)

2004.12月現在 造作工事

N邸(取手市)

2005.1月着工

O邸(谷和原村)

2004.9月竣工


2004.12 針替 崇