築8年のヤマハアビテックス


1997年11月に竣工したさいたま市の上條邸。

 

 

 

 

 

 

当時ヤマハの担当者から「2階に設置するのはめずらしい」と言われたが、2×4工法3階建ての2階に約7帖のスペースをアビテックス空間にあてた。外に面する開口部は、ローウェン社トリプルガラス気密サッシ(はめ殺し)一発仕上げ。さらに内側にアビテックス専用のサッシが付く。これで防音は完璧である。

2階設置の好例として、当時、防音室を計画している多くの方々が見学に来られたそうである。

築8年になろうとしている今も、音漏れ、振動、素材の劣化、きしみ音などまったくみられない。経年変化のない完璧な防音室である。ただそのコストが当時のBMW318i(E36)とほぼ変わらなかったことを付け加えておきます。

 

 

DESIGN : FUMIHIKO KOZAKAI & ASSOCIATES