● ● ● ● ● オーナーの素顔、活動 VOL.3 ● ● ● ● ● |
鶯梟庵(おうきょうあん)、「オー、今日、庵」すなわち「ジャスト・トゥデイ・ハウス」と、この庵を命名されたオーナーの叔父さんに製作していただいた、福岡は大川の工芸品である「みずぐるま」です。田園の郷愁が思い出されます。
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水車(みずぐるま)がなかった昔は、初夏の田植から秋の収穫までの水田灌水(かんすい)に費やす農家の人々の苦労は、言語に絶するものがあった。現在の大木町に生まれた猪口萬右衛門が、安永6年(1777年)に足踏水車を発明するまで、農家の苦労は続いた。この足踏水車は、大川・柳河地方はむろんのこと遠く熊本、佐賀地方にも広く普及した。大正末期に電動ポンプが出現するまで、灌漑用の農具として150年余りにわたり、その首座を占めていた。しかも、この水車の製造技術が、大川の家具、建具の指物技術に発展し、刺激を与えたことは疑う余地がない。
鶯梟庵では、照明器具も志岐さんに製作していただきました。 2007年 弥生 |