建物の北側に位置するオーナーの書斎です。この勾配天井の屋根なりにロフトがあり、この書斎から梯子で上ります。このロフトはオーナー専用のものとして、収納の他、趣味の部屋としても使われます。もうひとつ2階のホールから上る奥様とお子様たちのロフトを将来の収納スペースとして、あるいは子供部屋の延長として、オーナー専用のロフトとホールをはさみ平行に作りました。すなわち、パラレルツインロフトです。片流れ屋根の小屋裏を有効なスペースとして、尚且つ床面積には参入されない空間として活用しました。ご入居後にこのロフトをどう生かしていくか検討することになっています。
ご覧の本棚はA4の大きさを標準としていますが、左側はビデオの寸法に合わせて高さを決定しました。将来ロフトに本棚を作りますとかなりの収納量になります。本棚の右側には巾2.6メートルのデスクも合わせて作りました。本棚の一番下が床より少し上がっていますが、それは、この中に各通信機器の電気配線が数多く通るようになり、それを隠すための細工で8センチほど上げました。室内が配線だらけですと見苦しいですからね。しかもこの棚だけは取り外しができるようになっていますので、将来配線の変更もできます。「隠れ家の中の隠れた部分」です。天井高は充分確保していますので、大型スクリーンも設置できるようになっています。その他、本棚の中にある北側のサッシは断熱重視の遮断熱ガラスを、右側にある東側のサッシは本が焼けないよう、遮熱重視の遮断熱ガラスにしました。
本日完了検査が無事終わり、まもなく完成になります。
そういえば、「個室列車」「温泉」「そば」「ジャズ」「城下町」などの特集をしていた月刊誌「男の隠れ家」がなくなってしまうことを聞きました。しばしば読んでいたのでチョッと残念です。
2008年 師走
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