● ● ● ● ● 物に合わせるか、さもなければ物を合わせるか ● ● ● ● ●


「208・外断熱の家」の階段部分の壁厚(184mm)を利用して作った棚板。外断熱、すなわち構造躯体の外側に断熱材を設けているため、構造躯体の中の構成は自由である。厚さ89oの204の場合、壁倍率は3倍である。今回は184oの208を使用しているが、同じく壁倍率を安全側にみて3倍としている。同じ壁量で、単純に2倍強の材積(木材の体積)があるわけになる。妻方向の耐力壁は204、桁行方向のみ耐力壁を208としている。妻方向の内部耐力壁は両側共石膏ボードを張って、いたるところに出てくる電気配線をうまく隠す工夫をしている。2階床梁に取り付ける照明も、ライティングレールで配線を隠している。さて、自由に構成される桁行方向の収納形式を見てみよう。

2007年  如月