● ● ● ● ● ミセスの視点で考える ● ● ● ● ●


現在、実施設計の詳細を煮詰めている「MZG」計画の1階のミセスの動線の様子である。

 

家族構成は夫婦、子供2人の4人。奥様は、東京都の某区役所に勤務し、毎朝早く家を出るため、家事効率と収納計画を適切に平面計画に反映させる事が、最も重視された。朝の10分は夜の1時間である。時間のロスは許されない。朝の奥様の動きをイメージしながら、そして各部屋の機能を一度解体して、連続する機能が各部屋の空間を構成する、という方法で平面計画を行った。第5回計画案では、水平方向の動線が一直線になっている。動きにあわせて壁面に機能された収納などがロスのないように組み立てられる。それらは造作工事で行なわれ、既製品とは違った雰囲気でデザインされる。
購入された土地の造成工事が遅れている事が幸いして、ここまで約4ヶ月ゆっくりと進めている。現在、第6回計画案のもとで、各部屋の詳細設計に入っている。

2007年  弥生