● ● ● ● ● SEVEN STEPS TO HEAVEN ● ● ● ● ● |
「セブン ステップス トウ ヘブン」・・・日本語で「天国への7つの階段」と訳される、マイルス デイビスの1963年の作品は、全体的にバラード基調で、バックに流しておくと、緩やかに時間の過ぎ去るのを忘れてしまいそうな感じにさせる音楽だ。ミュートの効いた、泣けるようなマイルスのトランペットは、至高の世界へと導いてくれる。1959年の「カインド オブ ブルー」1961年の「サムデイ マイ プリンス」と一番違うところは、ジョン コルトレーンがセッションに参加していないところかな。コルトレーンが参加していないためか、「秀才的」な出来栄えになっているところが、少し残念だ。
60段の階段を昇らなければ「その世界」へ到達できない「TJM」計画
2007年 文月 |