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LOHASな家 2006 つくば | ![]() |
「天然木に包まれた癒しの内部空間」・・・を実現させるために、平面的な空間構成もさることながら、建築素材の選定に充分な調査および検討に時間が費やされた夫婦二人と愛猫のための超快適住宅です。構造は当初から、気密、断熱、耐震の観点から枠組壁工法で決まっています。断熱材として採用しているアップルゲートセルロース断熱材は、原料がパルプで木の繊維であるセルロースには湿気を吸放出する性質があり、加えて防カビ・防虫の効果にホウ酸が添加されているすぐれものです。断熱材の工事には1週間費やしています。(通常は1日か2日で終ります)土台の防腐、防蟻には、リボス社のアンドラを、そして塗装に使われる塗料については、内部の階段、ドア、枠、カウンター及び外部のブラジル産イペやウェスタンレッドシダ−で統一感あるデザインで構成されたデッキやプランターボックス、バルコニーには同じくドイツのオスモカラーを指定しています。床は全て無垢のスウェーデンパインフローリングで、壁は珪藻土と、板張りのところはやはり無垢のスウェーデンパインで、生成りの「白」とナチュラルな「天然木」でコントラストを出しています。化学合成された建材、すなわち合板フローリングや塩ビシートの建具や巾木を極力排除したのも「癒しの内部空間」を表現するためには自然の選択でした。階段材も集成材でなく無垢の構造材を加工してそのまま使用しています。角は全てR加工させています。大工からすれば、集成材の段板をチョコッと取り付けてしまえば楽なのでしょうが、ここでは少し骨を折ってもらいました。 |
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もともと高性能な枠組壁工法では利用する方が少ないといわれている「住宅性能表示制度」に登録し、「住宅性能保証制度」とあわせて現場における品質管理には重点が置かれています。工事中の記録写真は軽く1000枚を超え工事監理報告書と共に最後にオーナーに渡されます。設計図書、工事中の打合せ記録、地盤調査報告書、建築確認通知書、完了検査済証と共に大切に保管しておいてください。あっ、もうひとつ忘れていました。基本設計に入るまでの落書きのようなスケッチも忘れないで下さい。世界にひとつですから・・・・
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構造・規模 |
枠組壁工法2階建て(ダブルロフト付) |
敷地面積 | 322.16u | |
建築面積 | 66.24u | |
延床面積(法床) | 114.27u | |
延床面積(施工) | 143.04u | |
設計期間 | 2005年11月から2006年5月 | |
工事期間 | 2006年5月から2006年11月 | |
特徴・仕様 |
住宅性能表示登録住宅 住宅性能保証登録住宅 ダブルロフト 外壁ガルスパン 1階全室温水式床暖房 防蟻アンドラ アップルゲートセルロース断熱材 1階壁珪藻土(エコクイーン) LDK、2階ホール壁無垢パイン板張り 手作りプランタン 塗料オスモカラー 全室床無垢パインフローリング 造作本棚 スカイライト ウォークインシューズクローク 小上がり和室 2階ホール勾配天井 イペ&レッドシダー現場製作バルコニー |
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建築工事費 | 2000万円台(屋外給排水工事、家具工事、ガス工事、床暖房、エアコン、デッキ、照明含む) | |
関連ページ |
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